「ゆうじょこう」を読んで。

2013-06-14| テーマ 日々のつれづれ, 豆の樹ブログ |

村田喜代子著「ゆうじょこう」を読んだ。
明治30年代、主人公のイチは15歳で硫黄島から熊本の遊郭に売られてくる。読み書きもできない主人公イチは、郭組合の塾で学び、世の中の理や、善悪を判断出来るまでに成長する。最後は遊女たちの待遇改善、解放を求め、ストライキを敢行。人は何のために学ぶのか。学ぶとは己を生かすことなり。
たどたどしい平仮名だけで書かれた日記は読みづらいが、主人公が貪欲に学ぶ姿、貧しくても心は賤しくないイチの生き方に感動。
それにしても昨今、各分野でトップといわれる輩の身の処し方。地位と名誉にしがみつく賤しさ、浅ましさ。失うものが多い人ほどその場を糊塗し醜くなる。「あんた鏡で自分の顔みてごらん。口で嘘言ってても顔は饒舌」
これは自分への戒め。

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